もういっぽん！ 20巻 【もっともっと一本取りたい もっともっと】

新人戦に1年の姫コと司を率いて挑む未知。3回戦の相手はライバル校で金鷲旗3位の霞ヶ丘高校！姫コと司が善戦し、大将の未知へと想いを託す！ケガで金鷲旗は試合に出られなかった未知はさらに柔道に貪欲に取り組むようになる。一方、東京で合同練習に参加している永遠たち、そこには中学時代に永遠をスカウトしていた足立学院の監督もいた。彼女はまだ永遠のスカウトを諦めておらず･･･

優勢負け、引き分けと旗色は悪いですが一本勝ちでの勝利を姫コと司は未知に託します。相手は霞ヶ丘のスーパールーキー・伊吹、体格差もあるので不利な状況ではありますがそんな事は気にせずに未知は攻めまくります。これまでは闇雲に攻めて玉砕したり、泥仕合になってしまうことが多かったですが高ぶる気持ちはそのままに相手の状態は冷静に見極めます。これは本当に背負いの魔術師2世になるかもしれませんね（笑）

一方、合同合宿組の永遠、早苗、南雲は試合形式の個人戦が始まります。勝てばランクアップ、負ければダウンのルールで強豪チームと戦います。早苗や南雲、同じく合宿に参加した幸徳学園も大和以外は中々勝ち上がれない中で永遠はひときわ目立ちます。そんな永遠に鋭い視線を向ける足立学院の間宮監督が･･･二重の意味で視線が鋭いです（笑）

彼女の登場で合同合宿でレベルアップを図ろうとする青葉西に暗雲が立ちこめてきます。環境的には決して優れているとはいえない青葉西で埋もれている永遠の将来を気にかける間宮監督は中学時代に袖にされたのにもめげずに再度永遠をスカウトするのでした。

それを知った未知たちは複雑な思いを抱きます。永遠と一緒に強くなっていきたい気持ちと永遠がさらに高みを目指すのを応援したい気持ち･･･迷っている永遠に未知は青葉西でも強くなれることを証明するために永遠に勝負を挑みます。まさかの永遠離脱ルートなのかと思って少しヒヤヒヤして読んでましたが結果的にはさらにチームの結束が強くなりましたね。未知たちは修学旅行で学校生活を楽しみつつ、年が明けたら選手権予選が始まるようなのでまた熱い試合が繰り広げられるのを楽しみにしてます。

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