魔女のやさしい葬列 4巻（完）【リリスはもういない リラだったんだよずっと前から】

ブレイロック骨董店を襲撃するダニエルを迎え撃つため、ナンシーにリラを任せて戦うブレイロック。彼の危機にリリスの力を使って助けようとするリラを何とか止めたいと思うナンシーであったがリラの想いは強く･･･リリスの呪いを解くためにナンシーは二人と供に終わりの地へと旅立つ！

前巻からおよそ3年･･･1巻発売からは約8年とようやく完結したというのが最初の感想ですね（笑）間がかなり空いてしまっているので前巻からの続きが薄れてしまっているのが正直な所です。既刊は実家に置いてきてしまったので読めないし･･･ただ、4巻を読んでいくうちに段々と思いだしてきました。

リリスの力を使ってダニエルを撃退するリラ、彼女の力を利用されたくないナンシーとブレイロックはリリスの力を使わせないようにしますがリラは自分の意志でその呪いの連鎖に終止符を打とうと決意し、ナンシーもそれを見届けようとします。

最終話では成長したリラの姿も･･･150年経ってようやく10代後半くらい？変わりゆく街でリラだけは変わらず生きていきます。ナンシー達は当然すでにこの世にはいませんがリリスの子である不死鬼も密かに会いに来ているようなので寂しくはないのかもしれませんね。

最終回のイメージはもしかしたらわりと早い段階で固まっていたのかなと思いました。どちらかというと途中の展開に悩んだ結果、完結まで時間を要することになったのかもしれませんね。ダニエルが特に動かしにくかったようですし。試し読みで読んだのがきっかけで単行本を購入したわけですがまさかこんな長い付き合いになるとは思いませんでした（笑）打ち切らずに完結させてくれたリュウコミックの懐の深さにも感服です。現在は新作構想中とのことですので気長に待ちたいと思います。

既刊の感想はこちら

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魔女のやさしい葬列（４）　魔女のやさしい葬列（3）

　

魔女のやさしい葬列（2）　魔女のやさしい葬列（1）