明日ちゃんのセーラー服 11巻 【わたし もう少しちゃんと知りたいです】

お月見合宿の最終日が戸鹿野さんの誕生日だと知った小路。誕生日会を提案するが戸鹿野さんから告げられた事実に困惑してしまう。何事もないように学校生活を送る戸鹿野さんがもし自分だったら･･･と落ち込む小路に千嵐先輩が背中を押す。過去と向き合う戸鹿野さんに小路ができることは･･･

よかれと思って提案した戸鹿野さんの誕生日会でしたが彼女から告げられた事実にもし自分なら･･･と思い詰めてしまいます。戸鹿野さんとしてはそういう目で見られること自体が嫌なわけですが他人にも超感情移入してしまう小路はこれからどう接すればいいのか悩んでいると千嵐先輩が相談に乗ってくれます。

今回の主役である戸鹿野さんの過去は一見重い話ではあるんですが小路が思い悩みながらも戸鹿野さんの境遇を悲観するだけでなく、彼女のことをちゃんと知りたいと挫けずに話をして打ち解けていきます。戸鹿野さんはおぼろげにある両親との記憶を手がかりに死んだ両親との繋がりを確かめる一方で記憶が薄れていくのを謝りながら過去と決別します。

蛇森さんは相変わらずギターの練習に悪戦苦闘してますね（笑）周りがハイスペックな生徒ばかりなので彼女を見てると何か安心します。そんな姿を手伝いたいと思うのは小路や戸鹿野さんだけではないようで江利花や龍守さんも演奏や勉強を教えてくれます。サボる、チクるの意味が分からないガチなお嬢様の江利花でした。

そういえば今回は番外編的なものはありませんでした。小路のお母さんによる小路のセーラー服（夏服）解説はありましたけど。思いのほかお月見合宿編が続いていますが次巻辺りで蛇森さんのステージが披露できるでしょうか。小路が主役を務める文化祭の演劇も衣装が出来てきたりと準備は整ってきているようなのでお月見合宿が終わったらそろそろ描かれますかね。

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