ふらいんぐうぃっち 12巻 【この門を開けられるのは”大人の魔女”だけや】

酔って時間を止める魔法を使い、混乱を招いたとして茜は魔女協会から呼び出された茜。償いとして火守りの門の解錠を命じられることに。犬飼、仁瓶を伴ってチベットへ渡った茜はこの難問を解くことはできるか！？一方、真琴は魔女になった後の目標に悩んでいたが千夏のアドバイスからヒントをもらい･･･

茜の処罰にいきなり懲役200年をいい渡されますがこれはちょっとした冗談でした。協会会長？は厳しそうですが他の査問委員の方々は異界の人達だからか茜の行動をわりと面白がってます。そして、茜が償いとして命じられたのは火守りの門の解錠とのことでした。何やかんやあって開け方が分からなくなった門に名だたる魔女たちが解錠を試みますが数百年開かず終いです。それに茜が抜擢されたわけですが･･･

真琴が立ち寄った呪織布の店の仁瓶さんが茜の先輩として手伝いに来てくれます。鹿角先輩も知っていましたし魔女の世界も結構狭いですね。そして、なぜか犬養さんも癒やし要員として連れて行かれることに･･･（笑）まぁ、実際癒やし要員でしたね。茜は世界中を巡って自由奔放に生きているようで意外と世界のどこかで役に立ってたりもします。今回のミッション地であったチベットでも以前交流のあった現地の人達との再会が偶然門の解錠を解くきっかけとなりました。

真琴は鹿角先輩に頼まれたローブが好評で千夏からもローブ職人になればいいと言われます。魔女になるのが夢でしたが血を引いていれば15歳で名乗ることができるのでその後にどうしようか悩んでいた真琴は千夏の言葉にその気になります。鹿角先輩のローブも身体強化など魔法がかかっていて石を粉々にしたり、すごいスピードで走れたりと他の魔女にも需要がありそうですね。てっきり植物系の方面に行くかと思っていましたが今回の件でローブ職人とか色々と道が見えてきたようです。

さらに春、夏と季節を迎える恒例行事も秋の順番がきます。アキちゃんはどちらかというと女寄りということで仕事を手伝う茜や真琴たち魔女グループとお清めのために一緒に温泉入ります。難しい魔法を使う前も心をほぐしておくといいということなので今後真琴たちが新しい魔法に挑戦する前は温泉回があるかも･･･？温泉に入ったり、鬼ごっこしたりとゆる～りまったりな雰囲気ですがこれに失敗すると火山が一斉に爆発して人類滅亡の危機も･･･そんな状況とは裏腹に作業自体はいつもどおりのゆるさでしたけど。

秋を迎えるということで夏休みも終わって次巻は新学期となりそうですね。圭くんの映画も撮りおわってお披露目する機会があるでしょうか。魔女ということを明かしても脱兎ルールには引っかからずにすんだので友人たちとの関係も変わらないままなのでひと安心ですね。

既刊の感想はこちら

---

　　　　

ふらいんぐうぃっち(12)　 ふらいんぐうぃっち(11)　 ふらいんぐうぃっち(10)