五番街の白やぎさん 2巻


 
 
五番街でアンティーク店を営む白やぎさんは手紙を主食としますが時に様々な想いが詰まった手紙が小骨となって喉に刺さります。それを抜くために差出人、受取人の想いを辿ります。そんな白やぎさんも死んだ人間の手紙の後は追えません。ひょんなことから昭和戦後の文豪の手紙を手に入れた白やぎさんは同居人、託の願いもあって死者から想いを辿れる黒やぎに依頼をするのでした。没後知り合いなどから集められた記録とは少し違う想いを感じた白やぎさん、その真相とは…
 
一方五番街へ来る以前の記憶がない白やぎさんは空に巨大なくじらを見た時に以前の自分を知っている人物の存在を知ります。そしてまったくやる気がないアンティーク店が成り立っている理由とは…本来いてはならない普通の人間、託がなぜ白やぎさんと暮らしているのか…五番街の世界が少しずつ明かされていきます。
 
不思議な世界だとは思いましたがほとんどの人が何かしら重い過去を持っていて人間界とはどこかズレてしまった人たちが集まる場所のようです。託は普通の高校生かと思ってましたが家庭に問題がある子でした。託自身が問題ではないのですが母親が異常なまでに父親を愛していて会社や外出先の女性はおろか息子が父親と仲がいいだけでも嫉妬するというかなりサイコな人でした。これは今のままの方が託にとってもいいような気がしてきました…
 
1巻に少し出ていた黒やぎ御用達のたばこ屋さんのエピソードもありました。あれはまた別の世界の話だったりするんですかね。音子先輩は秘密を知られても動じない託に恋している姿が可愛いです。自ら孤立している託に友達ができたら自分には会ってくれなくなるんじゃないかと秘密を知るために色々とする割に恋絡みだ全然ダメな音子先輩もいいですね(笑)
 
郵便屋さんやポストの木を植えた造園屋さんなどちょい役ながら可愛いキャラも登場したりして今後メインのエピソードになる時が来るか楽しみです。
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