天の血脈 4巻


 
 
神功皇后の子、応神天皇の父は誰なのか…修学旅行で乗り間違えた汽車で内田良平とハナを連れて行った満州義軍の花田仲之助に再会します。再び満州へ誘う内田に対して断るも汽車は止まらないため飛び降りる安積。気が付くとそこは神戸から少し走った場所にある五色塚古墳の近くでした。そこで安積は再び古代史の謎に迫る夢を見ます。一方世間では日露戦争が日本の勝利で終結に向かいますが講和条約では余力がない日本にとって不利な条件を結ばれます。勝利に浮かれていた民衆のエネルギーは政府への怒りへと変わり…
 
「王道の狗」でも登場した孫文や壮士の宮崎寅蔵も登場します。安積が古代の夢を見たり、婚約者の翠と温泉に行ったりする間に日露戦争の模様が描かれるのでそのギャップが何とも…(笑)「虹色のトロツキー」などのように戦地を具体的に描いているのではなくその時の日本国内の様子を中心に描かれています。国民は政府から発せられる情報を元に盛り上がっています。戦意高揚として天皇を神格化するために安積の師である稗田先生に内田良平が画策したり、神事として相撲を取って日本の名がつく相撲取りを勝たせるなどをしています。
 
日露戦争も終わって時代的には日韓併合や世界では第一次世界大戦などが今後起こってさらに混迷の時代を迎えることになります。その時ヘタレ主人公の安積がどういう行動を起こすのか期待です。内田も安積を孫文の元へ連れて行ったりと何かと目にはかけているんですよね。今はその誘惑ともしれないものを断っている安積ですが次巻では…?
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